2017年6月24日土曜日

告知から9年目を迎えました

 20日に、年1回の健診をおこないました。健診の度に毎回気になるのが、血液検査の腫瘍マーカー、胸部レントゲンですが、今回も異常はありませんでした。
 肺がんでリンパ節転移のステージ3、再発があり得ること、5年生存率35%などを宣告され、一気に死に直面させられてどん底に突き落とされたのは8年前の2009年の夏でした。それからダメモトでやった手術と抗がん剤でしたが、おかげさまで再発せずにこうして9年目を迎えることができました。
 今日もこうして生かされていることの尊さと感謝の気持ちを忘れずに、日々丁寧に送りたいと思います。

2017年6月17日土曜日

リニア「本山残土処理場」の破たん

「本山処理場」予定地 
 16日、和田明子県議、備前光正県議とともに、リニア中央新幹線のトンネル工事の残土処理場に予定されていた「本山処理場」(下伊那郡豊丘村)の現場をみて、地元のみなさんの話しをうかがいました。

 今回現地に出向いたのは、この処理場計画に二つの問題が浮上したからです。
 一つは、処理場予定地の地権者である本山生産森林組合が、3月に開催した総代会で処理場にすることを承諾したことになっているのですが、実は、この「総代会」が生産組合の定款には存在しないことが明らかになったのです。つまり、正規の機関ではないところで決定した効力のないものだということです。
 
 理事も正当な機関で選任されたものではなく、さらに、現在の組合長も、多くの組合員も親の代からの組合員の継承を行う際、定款にある手続きを行っていないことも明らかになりました。
 ことは、残土処理場どころか、組合をどうするかという深刻な問題なのです。

 もう一つは、この本山処理場予定地は、急峻な沢で地質が非常に不安定な場所であることです。過去にも、現場では災害が起きています。そんなところに大量の土砂を埋め立てたら、地震や豪雨時に重大な災害をおこすことになりかねません。残土を運搬する林道も狭いうえに不安定で、大型のダンプの通行は危険です。
 自然環境の問題でも、ハイタカやギフチョウの生息に影響を及ぼすことが心配されます。
 こうした問題は、知事の「助言」(4月18日)でも、JR東海に伝えられています。

 手続き上の問題で事実上破たんしたかたちの「本山処理場」。この際「処理場予定地」は返上して生産森林組合を一から再生することがスジという、住民のみなさんの訴えに納得でした。

 

2017年6月13日火曜日

長野県阿部知事に要望

 6月定例の県議会を前に、日本共産党県議団として阿部知事に対して8項目の要望を行いました。
 今回の要望は、県が来年8月をメドに実施するとしている子どもの医療費の窓口無料化について、確実に実施するように市町村を援助することなどですが、知事からはオスプレイと米軍機に飛行による轟音対策や、飯山市の土砂災害の被災住民のみなさんの要望にこたえるなど前向きな回答がありました。
 
 以下、要望項目です。

1、福祉医療給付制度について、中学卒業まで現物給付にするとの方向性が示されたことは歓迎するものです。来年8月実施へ市町村との連携を強化して下さい。受給者負担金の廃止を検討して下さい。

2、新総合事業の手続きについて、訪問介護と通所介護だけを利用している要支援1・2の方は更新時には、市町村によって利用者本人の意思を無視して介護保険が使えなくなる状況があり改善を求めます。

3、5月17日、長野地検は性被害防止条例違反疑いの書類送検の男性が死亡したと発表し、捜査関係者からは自殺とみられるとの報道がなされました。また条例の運用を検証する委員会でも、「情報が不十分でこれでは検証できない」との指摘が出ています。十分な運用や検証ができるよう情報を提供して下さい。

4、大北森林組合問題についての判決が確定し、この中で県側の責任についても「補助金を交付した長野県側において重大な落ち度があったというべきである」と認定される異例な判決となっています。県はこの判決で触れられている中身を真摯に受け止め、改めて検証を行うことを求めます。

5、リニア中央新幹線のトンネル着工について、これまでJR東海は「ていねいな説明を行う」とされてきましたが、住民の間での不安や不満はいっそう広がっています。JR東海に改めて改善を求めて下さい。

6、オスプレイと米軍機の県内飛行について、引き続き訓練以外にも飛来している情報が寄せられています。詳細な情報収集調査と飛行中止を求めて下さい。

7、飯山市の山腹崩壊は、被災住民の皆さんの生活復旧の要望に飯山市と連携して取り組んで下さい。

8、「学びの改革」は県民理解が得られておらず、学校現場・地域に混乱と不安をもたらしています。一旦白紙に戻して下さい。

 以上

2017年6月5日月曜日

先活(先週の活動)ベスト3!

5月29日から6月4日の活動のまとめです。

1)メガソーラーの現地調査で山梨県北杜市へ。民家の回りをグルリと囲んだ広大なソーラーパネル。富士山や南アルプ
スの眺望を壊し、放熱で夜も眠れないほどに。森林を伐採したり、農地もつぶしたために土砂災害などの危険性も。“自然再生エネルギー”には違いないが、メガソーラーは、家庭の屋根のパネルとちがい乱開発の深刻な問題がひろがっています。乱開発を規制するための条例制定の取り組みについても、共産党の市議さんや住民の方からお話しをお聞きしました。

2)憲法9条改悪や共謀罪、加計学園問題など、安倍政権の危険な暴走をみなさんといっしょにストップさせたい—そんな思いでとりくんだ「しんぶん赤旗」の読者の拡大。5月は十数名の方が読者になってくださいました。ありがとうございました。引き続きがんばります。

3)無縁社会や格差の拡大の中で流される自己責任論。いつの間にか自分も慣らされていたことに気づかされました。好演の橋爪功さん、応援しています。映画「家族はつらいよ2」を観る。

6月県議会で給食費無償化等を質問 

質問と答弁の要旨です。学校給食費無償化に対して知事は消極的。世論、運動を広げるためにいっそう頑張りたいと思います。。 【1】 学校給食費の無償化について   山口 >県の意識調査では、理想の子ども数を持てない理由として、「子育て・教育にお金がかかり過ぎる」が55・5%である。学校...