2016年9月29日木曜日

広がる貧困

 ある男性から相談が寄せられました。生活に困窮し、財布の中には千円札1枚もないというのです。
 お会いして話を聞けば、以前は安定した収入もありましたが、体を壊して入院。結局、仕事も辞めざるをえなくなり、その後はアルバイトなど不安定な雇用しかありませんでした。
 そしてう今度は同居のお母さんが入院。お母さんの医療費、家のローンなどで生活が行き詰まり、税金も滞納を重ねるようになりました。この間、生活困窮者を支援するマイサポを紹介され支援も受けているようですが、どうにもならなくなりました。
 なんとか食料や生活費を確保して急場をしのぐアドバイスをさせてもらいましたが、お話を聞いて思ったのは、この人が特別なのではなく、だれもがちょっとしたつまずきで貧困に陥りかねない今の社会のしくみでした。不安定雇用の拡大、くらしをささえるはずの社会保障は負担ばかり増えて給付は削られるばかり。そしてさらに社会保障の連続改悪を準備している安倍政権。
 誰もが人間らしく生きていくことのできる政治への転換は急務です。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

能登ボランティア

  4月15日から17日まで、党長野市議団のみなさんと能登半島地震のボランティアに行きました。  珠洲市は、ほとんどの家がペシャンコに潰れ壊滅的な集落もあります。いまだに発災時のまま、あまりにも痛ましい光景に言葉を失いました。今も、車中泊をしている方もいます。  七尾市、志賀町で...