2016年8月25日木曜日

やっぱり安全を優先したい。予算の使いを考える

 8月22〜24日まで長野県議会の危機管理建設委員会の現地調査(中南信地方)でした。松本、諏訪、伊那など各地で取り組んでいる事業の現況などをお聞きしました。

現地調査で特に気になったのは、通学路の歩道が未整備の箇所が各地にたくさんあるということです。子どもたちのスレスレのところを車が通り抜けます。飯田下伊那地方を管轄している建設事務所では、この5年間で77ヶ所の対策工事に着手しているそうですが、そもそも対策が必要な箇所は何ヶ所あるのかお聞きすると、かなりの数に上るということでした。
 着手したところでも数年かかって進捗率が約6割というところもあります。安全な通学路の整備が完了するまでにいったい何年かかるのでしょうか。

 災害復旧や高速道、バイパス、ダムの再開発事業などの大型工事の現場も見ました。
 建設中の伊那バイパスのトンネルの現場は、以前私が住んでいた団地のすぐ近く。時々子どもの手を引いて散歩した懐かしい場所で、思い出が壊れるようでちょっと寂しかったりして。ちなみに、この伊那バイパスの事業費は215億円で、今年度は7億円の予算です。

 高速道やバイパスは、たしかに便利になるし、ないよりもあった方がいいのだろうけれど、何百億円、何十億円という巨額の予算を必要とします。
 一ヶ所数千万円の通学路の安全対策がなかなか進まず、子どもや親たちが毎日ヒヤヒヤしながら通学している現状を考えると、やはり優先順位を考えなければならないとつくづく思った現地調査でした。

2016年8月12日金曜日

終わらざる夏 浅田次郎

 避暑をかねて立ち寄った図書館で何気なく借りた、浅田次郎の「終わらざる夏」。

 度の強い眼鏡をかけた編集長の老兵、酔っぱらいの乱暴者の鬼熊軍曹、徴兵検査に不合格の少年のような軍医…。一人ひとりのささやかな喜びや夢が、そして誰もがかけがえのない存在であることが浅田の筆で丁寧に描かれていて、それだけに悲惨な結末にこらえきれずに涙が。

 千島列島の最北端・占守島を舞台にしたたたかいに、戦争、人間、命、そして民族とは、深く考えさせられました。
 千島アイヌのことも、日本の領土だった最北端の美しい島のこともはじめて知りました。

 いつかは占守島を訪ねてみたい。

2016年8月10日水曜日

オスプレイ、子どもの貧困 沖縄調査

 8、9日の二日間、日本共産党長野県議団で沖縄県え視察に行ってきました。
 最初に沖縄県庁を訪ね、基地対策課からオスプレイ対策についてのレクチャーを受けました。県は、飛行ルートや騒音、低周波などの問題の解決のために関係市町村と対策協議会を結成して政府や米軍に働きかけていました。
 長野県でも、米軍が計画しているオスプレイの飛行ルートに17市町村が組み込まれており、いろいろ参考になるてんがありました。

 続いて党沖縄県議団と懇談。子どもの貧困の実体を様々な指標で明らかにした党県議団の取り組みが、全国初の県独自の貧困率の調査や対策計画の策定などに結び付きました。議会活動や論戦のあり方について勉強になりました。

 そして、沖縄本島からさらに南西に300㎞。ちょうど那覇と台北の真ん中あたりに位置する宮古島へ。
 200平方キロメートルたらずの小さな島に、送り込まれ日本軍は3万人。設置された17ヶ所の慰安所には、日本の植民地や占領地から次々と慰安婦が連行されました。
 少年時代に慰安所の近くに育ち、慰安婦とも心の交流があった与那覇博敏氏(写真右)は、歴史の事実を記録に残し、二度と戦争を繰り返してはならないと、私財を投じアリランの碑を建てました。
 一面のサトウキビ畑の中で、慰安婦のアリランが聞こえてくるようでした。
 その宮古島は、いま、自衛隊の対空対艦ミサイル基地につくりかえられ、安保法制の最前線に立たされようとしています。その予定地などを視察しました。写真は、途中で立ち寄って伊良部島の砂浜。

 沖縄の帰りに、東京にいる長女と新宿駅で待ち合わせて食事。いきなり「お父さん、私仕事変わったの」という爆弾発言。
 確かに前の仕事は、だいぶ悩み苦しんでいたことは聞いていたけど…。
 そして新しい仕事は書籍販売関係の契約社員とのことでした。
 新しい仕事は気に入っていて、人間関係もいいみたいで本人もスッキリしていて、自ら決めたことに納得をしている感じでした。
 新幹線の時間までわずか一時間でしたが、想定外の展開に少々動揺をしながらも長女の成長を感じました。

2016年8月2日火曜日

浅川ダム裁判 東京高裁

 朝7時半、バスで東京高裁へ。危険で無駄な浅川ダムの公金差止めを求める裁判です。このダムに計画段階から反対しいっかんしてたたかってきた皆さんの中には、高齢の方も多く往復10時間近いバスの移動はきついだろうと思います。その意思、信念には本当に頭が下がります。

 今回弁護団は、洪水時の流量を予測した県の計算式が誤っていた新事実を主張。つまり、県は洪水の「水増し」をしてダムが必要だと結論を導いたということです。次回は活断層が取り上げられます。裁判長からは、「公金の支出の差し止めを求める裁判だから、ダムがどんどんできあがっていくことは避けた方がいいのでは」と、早く裁判を打ち切りたい意向が。まだまだ、がんばりどきです。
 共産党県議団からは、和田明子、高村京子、毛利栄子県議が参加しました。

 東京高裁の浅川ダム裁判の後、武田良介新参議院議員の議員会館のお部屋をたずねました。さらに藤野やすふみ衆議院議員のお部屋でお茶をいただいたのでした。アポなしの急襲で武田さん、藤野さんに会えるなんてラッキーでした。